オートマチック感覚でライディングを楽しめる<SCS/スマートクラッチシステム>搭載のDRAGSTER-RRです。スタートもストップも、クラッチレバーを握ることは一切ございません。オートマチック感覚、と書き出しにあるのは最低限の動作として、シフトレバーのアップ&ダウンが必要となるからです。アップ&ダウン両方向のオートシフターとの組み合わせで、長距離ツーリングも渋滞時の苦痛も緩和されることでしょう。もちろんSSネイキッドとしての動力・運動性能の高さはスポイルされることなく、さらに各部の見直しによりスムーズにふけあがるエンジン、軽快な操安性を誇るシャシーは、さらなる高バランスを生み出し、従来型と比較してもその差は歴然です。
<以下、MVAJ HPより抜粋>
ドラッグスター 800 RRの2020年モデルには、ツーリズモベローチェ 800 ルッソ SCSおよびツーリズモベローチェ 800 RC SCSモデルに既に搭載している革新的なスマートクラッチシステムを搭載致します。MV AGUSTAが世界市場向けに開発した、この唯一無二な機能により、ドラッグスター 800 RRモデルの迫力、使いやすさ、加速性が向上します。各モデルとも、以前よりも力強く加速し、そしてよりレスポンスが良く、乗り心地が向上しています。
ライダーは、EAS 2.1アシスト・ギアチェンジパワーシフターシステムを使って、ライディングを純粋に楽しみながら、最新バージョンの電子アシストギアシフトの恩恵を受けることができます。MV AGUSTAが独占的に提供するSCS 2.0スマートクラッチシステムはこれらすべてを可能にし、さらにオートバイのクラッチ制御の概念そのものに革命をもたらしました。
SCS 2.0システムでは、トランスミッション、ギアレバー、およびクラッチレバーの全てがノーマルポジションにとどまり、ライダーはいつも通りバイクに乗ることができます。実際、ギアシフトはとても簡単で、両方向EAS 2.1クイックシフトシステムがアシストする標準フットレバーで作動します。MV AGUSTAがリクルス社と共同開発したSCS 2.0スマートクラッチシステムは、モーターサイクルが停車すると自動的にクラッチを切断し、そして停止しかかっている時や停止状態から走り出す時にクラッチレバーを接続する必要性を一切排除しています。また、クラッチレバーを使用することなく、低速での旋回など、路上での走行に関連する全ての低速操縦を管理することができます。このシステムにより、ライディングが遥かに滑らかで直感的になります。
このシステムは、ECUトルク制御アルゴリズムやクラッチ接続、そしてMV AGUSTAの3気筒エンジンの出力の組み合わせを完全に最適化するために開発および改良されました。MV AGUSTAのエンジニアは完璧な噛合い点を特定し、ライダーが手動クラッチや他のアシストクラッチシステムでは再現することが難しい、滑らかな走り出しを可能にしました。さらに、SCS 2.0システムにはもう1つの重要なメリットがあります。それは、軽量で軽快なハンドリングというMV AGUSTAの基本原則に従って、従来のクラッチと比較した重量差はわずか36グラムです。このことを考慮すれば、重量に対するデメリットは殆どありません。
ドラッグスター 800 RR SCSは、最新の技術仕様を標準装備しています。逆回転クランクシャフトを搭載した798cc・3気筒エンジンは、最大出力103kW (140hp)、最大トルクは87Nm (8.87kgm)を誇ります。MVICS 2.0とエルドー社製エンジンコントロールユニットを搭載した電子エンジン管理システムは特に精密で効果的であり、ライダーは4種類のライディングモード(3種類のプリセットおよび1種類のカスタム)を選択することができます。
鋳造アルミニウム製サイドプレートを備えたALS鋼管トレリスフレームには、スタイリッシュなシングルサイド・リアスイングアームを搭載。また、リム幅6.0” のスポークホイールに200 /50-17のタイヤを装着しています。。
Radius CXオートクラッチエンゲージメントシステムや最新の低摩擦DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施したドライブピンを採用し、ビレットCNCマシニング加工を施したクラッチハブやバスケットを装備し、更に最新のECUトルク制御システムによって制御されているSCS 2.0スマートクラッチシステムは、MV AGUSTAが独占する最先端のテクノロジーです。